海外ロングステイ国内デュアルライフフェア2009
お台場の東京ビッグサイトで、ロングステイ財団主催の「海外ロングステイ・国内デュアルライフフェア2009」というイベントに出かけた。ロングステイ財団の関連の海外サロンの人や、各国の政府観光局やロングステイサポート会社のブースが並び、個別のセミナーや相談などもできるイベント。国際展示場前の駅を降りて、ビッグサイトまでに、黒いスーツを着た若者たちが大挙して歩いている。どうやらリクルート、就活イベントの大規模なものがビッグサイトで行われているようだ。それにしても相当な人数が、それも同じ真っ黒けなリクルートスーツに身を包んでカツカツと行列をなしている様子は、なんとも異様だった。こっちはロングステイイベントに行くわけで、シニア層が中心で、これから仕事を始めようという若者たちと、一仕事終えてセカンドライフを考える人びととの対比は、まさに使用前、使用後のようでなんとも、面白哀しズムの世界だ。
イベント会場はこじんまりとはしているものの、それなりの熱気があった。海外ばかりでなく、田舎暮らしを目指す人のために、北海道や沖縄、さらには四国や九州、東北などの各県のブースなどもそろっており、パンフレットや資料がたくさん用意されていた。海外ロングステイは、ここのところの不況や株価の低迷などの影響もあり、円高で絶好のチャンスとはいうものの、いまひとつの盛り上がりかと思えば、マレーシアのセミナーなどは立ち見が出るほどの盛況だった。メディアではやや下火な感じを受けたものの、具体的には海外ロングステイを考える人が依然として大勢いるということだろう。
ぼくがロングステイ雑誌をつくっていた2005年当時の人気ステイ先は、オーストラリア、マレーシア、ハワイ、二ユージーランド、カナダ、スペイン、イギリス、アメリカなどだったが、07年、08年の調査では、マレーシアの1位をはじめ、タイ、フィリピン、インドネシアなどの東南アジアの国々が上位に食い込んできている。依然としてハワイやオーストラリア、カナダも人気はあるのだが、具体的なステイ先を考えると、リタイヤメントビザに関してのハードル(預金等)の問題で、ハワイやオーストラリアは可能性が低くなる。いきおい滞在コストや支援体制の充実度などを勘案すると、東南アジアが具体的なロングステイ先として浮上してくるようだ。
実際に東南アジアの各国は、日本人ロングステイヤーの受け入れに積極的なようで、マレーシア、タイやフィリピンのブースのパンフレットなどの充実ぶりは際立っている。ドイツやスイスなどヨーロッパのロングステイも憧れはあるものの、具体的には旅行の範囲を超えないという印象。東南アジアはすでに長期滞在者も多く、日本人用のロングステイ物件も数多い。フィリピンなどの英語留学を兼ねたロングステイも参加者の関心が高かったようだ。
かつて雑誌での取材の折にお世話になったタイやハワイ、オーストラリアの人に再会できたのも嬉しかった。現地でロングステイサポートの仕事をいきいきと続けておられる様子に、こちらも嬉しくなった。また取材をかねて現地でお会いしたいと思った。














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