落し物をしてしまった
1月の第3週にスマートフォンを電車に忘れ、遺失物の届けを出してから2週間になろうとしている。いまだ発見されたという連絡はない。昨年10月に買ったばかりで、まだ4ヶ月もつかっていないにに(涙)。それにしても、鉄道会社に届けられていないというのがショックだ。スマートフォンは、フルキーボードがついていて、主にネット接続用として、ワードやエクセルもバンドルされていたので、外出先などにちょっとした原稿を書いたり、メールで送られてきた原稿をチェックしたりするのに重宝していただけに、ショックは大きい。そのうえ値段がけっこうな値段だったので、なんとかこれからでも発見されることを願っている。警視庁の忘れ物センターによれば、携帯電話は忘れ物の3大アイテムだという。1位はやっぱり傘、そして財布等、携帯電話は年に11万台も落し物として届けられているそうだ。今は遠隔操作で携帯電話内の個人情報などをロックできるので、情報流出の心配はないとはいえ、悪用されたり、どこかに売り飛ばされたりするのは、なんとも切ない。
今よりもっと昔、たいていの落し物、忘れ物は、届けていたり、連絡先を記入したものがあれば、持ち主に返ってきたような気がする。いつの頃から、使い捨て文化が幅をきかせ、傘なんかを電車に忘れたとしてもほとんど届けを出すようなことはないため、忘れ物はうず高く集積所にたまり、遺失物の再利用で格安で販売されたりする。さすがに携帯電話などは、個人情報がつまっているので、戻って欲しいとはいえ、買い替えも簡単なのと、すぐにも必要ということもあって、運よく発見されて持ち主のところに連絡が行った頃には、新しい携帯にチェンジしているということも少なくないだろう。
ものを大切にしなさい、とかつては言われて大人になったものだけど、今の親の世代は消費社会とともに成長し、古いものを直したり手入れして使うなんていう文化から遠く隔たった世代だから、たぶん壊れたら買えばいい、なくしたら新しいものに機種変更でいいじゃないかということになる。電機製品のすべては、修理するより買い換えた方が、値段も手間もはぶけるという仕組みになっているので、いたしかたない。そんな文化の国になってしまったのだけど、そんなシステムを推し進めておきながら、エコだ、省エネだといって、マイ箸をもって、排ガス規制に適合しない車はどんどん乗り換えて、外国に中古車で売りに出す。それがエコだったり、資源を節約することになったり、環境を守ったりすることになるなんて、ほんとに考えているのだとしたら、やっぱりどっかおかしいんだろうなあ。





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